私たちの体は季節や気温、日々の生活習慣によって冷えやすくなります。
冷房が効いている夏場や、寒さが厳しい冬場だけでなく、ストレスや食生活の乱れも体を冷やす原因に。そんなときに積極的に取り入れたいのが「体を温める食材」です。
体を温める食材は、血行を促進し、新陳代謝を高めてくれるので、
冷え性の改善や免疫力アップにも役立ちます。
ここでは、体を温める食材を種類ごとに紹介し、効果的な取り入れ方もお伝えします。
代表的な体を温める食材

根菜類
根菜類は、体を内側から温める代表的な食材です。大地の中で育つ野菜には、寒さから身を守る性質があるとされます。
人参、ごぼう、大根、れんこん、里芋などが特におすすめです。
これらは食物繊維も豊富で、腸内環境を整え、腸の動きを活発にすることで代謝を促します。
煮物や味噌汁に入れると、自然に毎日の食事に取り入れられます。
生姜
体を温める食材といえば、生姜を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
生姜にはジンゲロールという成分が含まれており、加熱や乾燥によってショウガオールに変化します。これが血行を良くし、体を温める働きがあります。
生のまま薬味として使うのも良いですが、特に体を温めたいときは加熱してスープや紅茶に入れるのがおすすめです。
香味野菜・スパイス
にんにく、ねぎ、玉ねぎなどの香味野菜も体を温めるのに効果的です。また、唐辛子やシナモン、山椒などのスパイスも発汗作用があり、血行を促進します。
例えば鍋料理に、にんにく・ねぎをたっぷり入れたり、カレーにスパイスを加えたりすることで、自然に体を温めることができます。
発酵食品
味噌や納豆、キムチなどの発酵食品もおすすめです。発酵食品には腸内環境を整える乳酸菌が含まれており、腸の働きが活発になることで代謝が上がり、体が温まります。
寒い時期には、具だくさんの味噌汁を毎日の食卓に取り入れてみてください。お腹からじんわり温まるだけでなく、栄養バランスも整います。
赤身の肉・魚
たんぱく質は筋肉を作り、基礎代謝を維持するのに欠かせません。中でも赤身の肉や青魚は、鉄分やビタミンB群が豊富で血行を良くする作用があります。
牛肉の赤身、豚肉、鶏のもも肉、かつお、さばなどをバランスよく取り入れましょう。脂身が気になる場合は、調理法を工夫して余分な脂を落とすとヘルシーです。
飲み物にも一工夫を
体を温めたいときは、冷たい飲み物を避け、温かいお茶やスープを選びましょう。特におすすめは、しょうが紅茶やシナモンティーです。
緑茶やほうじ茶、番茶なども体を冷やしにくく、リラックス効果もあります。冷たいジュースやアイスコーヒーばかり飲む習慣は、冷えを招きやすいので、できるだけ温かいものを選ぶようにしましょう。
体を温めるためのちょっとした工夫
体を温める食材を取り入れるだけでなく、食べ方や調理方法にもポイントがあります。
・できるだけ火を通す
・温かい汁物を添える
・スパイスを適度に取り入れる
・季節の野菜を使い、旬のパワーをいただく
このような工夫を続けることで、冷えにくい体づくりにつながります。
まとめ
体を温めることは、冷え性の改善だけでなく、免疫力アップ、代謝の促進、ストレス緩和にもつながります。今日の食事に少し意識して根菜類や生姜、香味野菜、スパイスをプラスしてみてください。無理なく毎日の食卓に取り入れることで、心も体もじんわり温かくなりますよ。
できる事から少しずつ取り入れて、冷えに負けない体づくりを一緒に続けていきましょう♪
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