原材料名の読み方と注意点を解説。無添加生活の第一歩

たべもの記録

食品を選ぶとき、パッケージの「原材料名」ってどれくらい見ていますか?
健康志向のかたや、子どもに安心なものを食べさせたいママにとって、原材料チェックはとても大切です。

でも、ただ眺めるだけでは、本当に安全かどうかは判断できません。

この記事では、原材料名の正しい読み方と、見落としがちな落とし穴をわかりやすく解説します。

原材料名は「多い順」に書かれている

原材料名は、使用量の多い順に記載されています。
つまり、最初に書かれているものが、その食品のほとんどを占めているということです。

たとえば、クッキーなら「小麦粉、砂糖、植物油脂…」の順に書かれていれば、小麦粉が一番多く、次に砂糖が多いという意味。
甘いお菓子やジュースで、砂糖が最初に書かれている場合は要注意です。

食品添加物は基本的に最後にまとめて書かれる

食品添加物は、原材料の最後に「/(スラッシュ)」や改行を使ってまとめて書かれることが多いです。
例:小麦粉、砂糖、植物油脂/膨張剤、乳化剤、香料

この書き方だと、膨張剤、乳化剤、香料、この3つが食品添加物ということになります。
「添加物が少ない食品を選びたい」と思ったら、スラッシュ以降の部分を特に注意してみましょう。

要注意ワードの見分け方

「/」よりも前に表示されているので、大丈夫だろうと思われてしまいがちですが、これらにも要注意です!

植物油脂

一見ヘルシーそうに見えますが、中にはトランス脂肪酸を含む加工油脂もあります。種類が明記されていない場合は避けるのが無難です。

香料

「香り付け」のために使われる添加物ですが、実際には複数の化学物質が含まれることもあります。天然由来かどうかは原材料名からは分かりません。

たん白加水分解物

うま味を出すための加工調味料で、化学的に分解したたんぱく質を使用。アミノ酸などの添加物と組み合わせて使われることが多いです。

果糖ぶどう糖液糖

清涼飲料やお菓子によく入っている甘味料。血糖値が急上昇しやすく、摂りすぎは肥満や生活習慣病のリスクになります。

「無添加」表示の落とし穴

パッケージに「無添加」と書いてあっても、必ずしも完全に添加物ゼロとは限りません。
たとえば「保存料無添加」とあっても、着色料や香料は使われているケースもあります。

本当に無添加かどうかは、パッケージ正面の宣伝文句ではなく、必ず裏面の原材料名をチェックしてみましょう!

原材料名を読むときのちょっとしたコツ

原材料名は、最初に書かれているものほど多く使われていることは分かりましたが、もう少し読み方のコツを押さえると、より安全な食品選びができます。

例えば、複数の材料名が並んでいる場合、「何が多く、何が少ないか」をざっくり把握することが大事です。

砂糖や油脂が上位にあると「甘さや脂質が強い食品」だと判断できますし、

添加物がずらっと並んでいる場合は「加工度が高い食品」だと予測できます。

また、原材料名にカタカナが多いと「聞き慣れない化学物質が入っているかもしれない」と考える目安にもなります。

逆に、見慣れた食材名だけで構成されている短い表示の食品は、加工度が低く安全度が高いといえます。

さらに、同じジャンルの商品を比べることも重要です。同じクッキーやジュースでもメーカーによって原材料名は全く違うので、カタカナが少なく、自然な食材名だけで作られている方を選ぶ習慣をつけると安心です^^

短い原材料表示ほど安心度が高い

理想的なのは、原材料名が3〜5個程度で、聞き慣れた食材名だけで構成されている食品です。
逆に、カタカナや化学的な名前がズラッと並んでいる食品は、加工度が高く添加物も多い傾向があります。

買い物中にできる簡単チェック方法


1. 最初の3つを確認
 最初に書かれている3つの材料が何かで、大まかな内容が分かります。
2. 添加物欄を確認
 「/」以降や最後の部分に、何がどれだけ書かれているかを見る。
3. 読み慣れないカタカナは調べる
 気になる成分はスマホで検索し、できるだけ避ける。
4. 似た商品で比較する
 同じジャンルの食品でも、メーカーによって原材料は全く違います。シンプルな方を選びましょう。

子どものおやつ選びにも応用できる

子ども向けのお菓子や飲み物でも、意外と添加物は多く含まれています。
「子ども用」と書かれていても油断せず、必ず裏面を確認しましょう。
甘味料や香料が多いものより、素材そのものの甘さや風味を生かしたおやつがおすすめです。

無添加の、市販のおやつも紹介しています♪

まとめ

原材料名は食品の「中身を映す鏡」です。
• 最初に書かれているもの=一番多く入っている
• 添加物は最後にまとめて書かれる
• 知らない成分や不自然に長い表示は要注意

原材料名をチェックする習慣をつければ、自然と安心できる食品を選びやすくなります。少しずつ意識するだけで、家族の健康を守る大きな一歩になります!

完全に避けなくても大丈夫!しんどくならない程度に^^

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