この記事を書こうと思ったきっかけは、たまに飲むコーヒーや緑茶で、必ず腹痛や下痢が起こるようになった事です。最初は「体調のせいかな?」と思っていたのですが、繰り返すうちに「これはカフェインが原因かもしれない」と気づきました。
それだけではなく、カフェインを摂った後は心拍数が上がったり、吐き気を感じたり、夜なかなか眠れないこともありました。
楽しみのために飲んでいたはずなのに、体の調子を崩してしまう…。そんな体験をきっかけに、私は「カフェインレス生活」を意識するようになりました。
実際にカフェインを控えてみると、夜はぐっすり眠れるようになり、胃腸の調子も安定してラクに。この記事では、私自身の体験もふまえながら、カフェインレス生活のメリットや工夫についてまとめてみました。
カフェインって何?

カフェインは、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれる天然の苦み成分で、摂ると眠気が覚めて頭がスッキリする作用があります。
私たちが普段「目が覚める」「集中できる」と感じるのは、このカフェインの働きによるものです。
カフェインの主な働き
• 眠気を抑える
脳で「眠くなる物質(アデノシン)」の働きをブロックするため、眠気を感じにくくなります。
• 集中力を高める
神経が刺激されることで、作業や勉強に集中しやすくなります。
• 疲労感をやわらげる
一時的に「疲れにくい」と感じさせてくれる効果もあります。
適量であれば一時的に頭がスッキリして作業がはかどるメリットもありますが、過剰に摂ったり、体質的に合わなかったりするとデメリットの方が大きくなることもあります。
特に女性や子ども、妊娠・授乳中の方は影響を受けやすいといわれています。
カフェインレス生活のメリット

- 睡眠の質が上がる
 
カフェインには覚醒作用があるため、夕方以降に摂ると寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。カフェインを控えることで夜ぐっすり眠れるようになり、朝の目覚めもスッキリします。
- 胃腸にやさしい
 
コーヒーや緑茶は胃酸の分泌を促すため、人によっては胃もたれや下痢の原因になります。私自身もコーヒーや緑茶を飲むとすぐにお腹を下してしまうタイプでしたが、やめてからはお腹の不調が減りました。
- イライラや不安感の軽減
 
カフェインは交感神経を刺激するので、ドキドキしたり、気持ちが落ち着かなくなったりすることがあります。私も心拍数が上がったり吐き気を感じたりしましたが、やめてからは気分が安定して、無駄なイライラも少なくなりました。
- 妊娠・授乳期でも安心
 
妊婦さんは1日のカフェイン摂取量を制限するように指導されることがあります。普段からカフェインを控える習慣をつけておくと、妊娠や授乳の時期でも安心です。
- 自然なエネルギーを感じられる
 
カフェインをやめた直後は「眠い」「頭が重い」と感じることもありますが、体が慣れてくると自然なリズムでエネルギーが湧いてくるようになります。無理に覚醒させるのではなく、自分の体のサイクルに合わせて動けるようになるのもメリットです。
カフェインを控える工夫
- デカフェやノンカフェイン飲料に置き換える
 
完全にやめるのが難しい人は、デカフェコーヒーやノンカフェインのお茶を取り入れるのがおすすめです。ルイボスティー、麦茶、ハーブティーなどはスーパーでも手に入りやすく、気軽に試せます。
- 朝だけコーヒー、午後は控える
 
「どうしてもコーヒーを飲みたい」という人は、朝の一杯だけにして午後以降は控えるようにすると睡眠の妨げになりにくいです。ゼロにするよりハードルが低く、続けやすい方法です。
- ゆっくり減らす
 
いきなりカフェインをやめると、頭痛やだるさが出る「離脱症状」が起こることがあります。1日3杯飲んでいたなら2杯に減らす、午後の分だけデカフェにする、というように段階的に減らすのが無理のない方法です。
- 「飲む以外のリフレッシュ方法」を持つ
 
カフェインを飲まないと「やる気が出ない」と感じることもありますが、ストレッチや深呼吸、短い散歩など、体を動かすことで頭がスッキリすることもあります。飲み物以外のリフレッシュ習慣を見つけると、カフェインに頼らなくても元気を保てます。
おすすめのノンカフェイン飲み物リスト

• ルイボスティー
クセが少なく飲みやすい。抗酸化作用も期待できて女性に人気。
• 麦茶
夏の定番。子どもから大人まで安心して飲めるカフェインゼロのお茶。
• ハーブティー(カモミール・ペパーミントなど)
リラックス効果が高く、気分に合わせて選べるのが魅力。
• デカフェコーヒー
コーヒーの風味を楽しみたい人におすすめ。最近はスーパーやカフェでも手に入りやすい。
• たんぽぽコーヒー
コーヒー風味でありながらカフェインゼロ。妊娠中・授乳中の方にも人気。
• 黒豆茶
香ばしくて飲みやすい。ポリフェノールも豊富で健康志向の方に。
まとめ
カフェインレス生活は「我慢」ではなく、「体を大切にする選択肢」のひとつです。デカフェやノンカフェイン飲料を上手に取り入れたり、飲む時間を工夫したりすれば、無理なく続けられます。
カフェインで体調を崩しやすい人や、なんとなく疲れが取れないと感じている人は、ぜひ一度「カフェインレス生活」を試してみてはいかがでしょうか。

  
  
  
  

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